脳梗塞になりやすい人へ
病院管理栄養士が伝えたい、脳梗塞予防
こんにちは。病院管理栄養士のChrisです。
病院でさまざまな人へ栄養相談、栄養指導を行ってきました。
その中で、脳梗塞になりやすい方は共通していることがあるので、
まとめてみました。
もし、引っかかる項目があれば、注意してみてください!
脳梗塞になる方の共通項目
↓詳しく説明していきます。
食事の時間がバラバラ
栄養指導の際、「朝、昼、夜何を食べていますか?」と尋ねるのですが、
「仕事の都合で、朝はコーヒーだけ。」
「朝起きるのが遅いから、朝、昼を一緒に食べる。」
「夜は23時くらいに食べてあと寝るだけ。」
と、食事を1食抜いていたり、寝る直前に夕食を食べるといったケースが多くありました。
トラックの運転手さんやシフト制の仕事をされている方は、しょうがないと思います。
朝ゆっくり起きたい方も仕方ないです。布団の魔力には誰も抗えません。
そういった方に提案したいのが、
「朝食、昼食、夕食の時間を世間一般に合わせなくてもいい」ということです。
テレビでも、本でもインターネットでも何でも、何時までに夕食を取ればいい、
朝食は何時に食べるといい、などさまざま言われていますよね。
でも、自分の生活スタイルが確立されている中で、食事だけその時間を当てはめることは
難しいと思います。
まず、大切なのは「なるべく3食食べること」。
皆さん、遅くても早くても、起きる時間と寝る時間は決まっていると思います。
そこを基準に仕事の時間と合わせながら、3食の時間を決めてみてください。
ちなみに、コーヒーはご飯に入りませんよ(^ ^)
水分不足
次に、水分摂取が足りてないことが多いです。
仕事中はコーヒーを飲むことが多かったり、トイレに行く回数を増やさないように
お茶を飲まなかったり、水やお茶を適度に飲む習慣がなかったりと色々な理由が
あると思います。また、水分を摂取しなくても、私たちの身体は身体の中を一定にする働き
(血液の中の濃度を一定にする働き)があったり、食事の中にも水分は含まれていたり
するため、自分が水分不足であると気付き難いです。
しかし、私たちの身体は約50〜60%水分が占めています。特に、血液の流れに水は
欠かせないものです。
まず、自分に必要な水分量を計算してみましょう。
体重kg × 30〜35 = 〇〇ml
そして、3食食べていたら食事の中に1000ml程度の水分が含まれているため、
計算された水分から1000ml引いた数字が、お茶や水で飲んでほしい水分量となります。
大体1200mlから2000mlくらいになると思います。
次に、水を飲むタイムングを決めましょう。
起床時、食事時、入浴後、睡眠前
この6回のタイミングでマグカップ1杯(200ml)を意識して飲むようにしましょう。
これだけで1200mlは確実にとれたことになります。
あと不足分の水分を、トイレの後などにこまめに取るように心がけてみてください。
ここで、ポイント!
お茶か、水で水分は摂りましょう!
コーヒーや紅茶は「嗜好品」、その分類名の通り、「楽しむためのもの」です。
楽しむために飲む分は全然大丈夫ですが、水分ではないため、注意してください。
野菜不足
最後に、野菜ですね。食べれていますか?
特に仕事優先の生活の方は朝・昼食と野菜が不足している印象です。
そうですよね、時間はないし、洗い物は出したくないですし、パンやおにぎりは
食べていてお腹は満たされているし。
しかし、野菜に含まれるビタミン類は私たちの血液を整えてくれる働きがあるため、
満足してくれないんです。パンだけじゃ、おにぎりだけじゃ、麺だけじゃ、、、。
トマトやきゅうりの丸かじりでいいので、食べてください!
カット野菜を利用してみてください!
冷凍野菜をインスタント味噌汁やインスタントポタージュに入れて食べてください!
10秒でいいので、野菜を食べる準備に時間をください。全野菜が願っています。
この3点は健康の基本で、他の疾患(糖尿病、高血圧、脂質異常症)にも当てはまります。
一緒に健康でいるために頑張りましょう!
最後まで見てくださり、ありがとうございました。